士業は稼げる? 稼げない? それとも 士業は儲かる? 儲からない?
前回は「プロダクト・サイクル理論」の視点から、
・士業ビジネスは衰退期にあり
・「地獄へのとば口 」( Into Hell's Mouth !)
に立っている、という結論を出しました。
ここでは、逆に
・「士業ビジネスは天国だ!」
・「我々サムライは天国の真っただ中にいる」
( Samuai in Heavenly Peace !)
との切り口で語ってみたい、と思います。
士業:儲けの絶対式
一般に売上と利益の関係は次のような公式となります。
・売上=価格×個数
・利益=売上ー経費
・粗利=売上ー売上原価(=仕入原価・製造原価)
*粗利とは、ビジネスの基礎をなすもので、儲けの源泉。
会社の価値や競争力の判断基準でもある
ここで、士業の売上原価=仕入原価 の中身は何なのか?
基本的に、士業ビジネスにとっては、仕入れはほぼゼロと考えらます。
なぜなら士業の提供する商品サービスは姿かたちのないものだからです。
たしかに、紙に印刷されたもの、という意味では姿かたちはあるかもしれませんが、
士業が売っているものは、そこに書かれたコンテンツだから、姿かたちはないものです。
ある意味、「無形の情報商材」を売っている、ともいえそうです。
もどると、
・ 仕入がない、イコール、売上げがそのままほぼ利益になる!
なので、
モノを動かし、モノをつくり、体力・労力を必要とする、言い換えれば
仕入れや製造、配送過程をともなう他の業種、業態に比べると、
「さほどの苦労を伴わずに稼げる、安楽ビジネス、それが士業ビジネス」
といえるでしょう。
本来、士業ビジネスの実質は
・ 頭の中身を書面にまとめた、無形の情報を売る、
究極の言い方をすれば
・ 無から有を作り出す! まるで手品のように。
これが士業ビジネスの実態となります。
だから、他のビジネス形態に比べてみれば、
士業は稼ぎる? 稼げない?
士業は儲かる? 儲からない?
と聞かれれば、
「儲かりやすい!」
→ 「士業は儲けやすい!」
→ 「士業は儲かる!」
となります。
ただし、
「頭の中にあるノウハウがしっかりと確かなものであれば、」
という条件付きにはなりますが・・・
そこで結論は・・・
・「士業ビジネスは天国だ!」
・「我々サムライは天国の真っただ中にいる」
( Samuai in Heavenly Peace !)
今回はここまでとしまして、次回からは、
「現実に目の前にキャッシュ(現ナマ)を積み上げる方法」
について考えてみたい、と思います。
次回からがいよいよ本論となります。