会社設立1年目にありがちなミス3選 - 2
会社設立後間なし、とりわけ創業1年から2年めに気を付けたいこと
ありがちな失敗例の、今回は前回に引き続き+3選をり上げましょう。
4.設立開業費用を計上し忘れる
会社を設立登記する前の段階でも、
・あっちこっちに駆けずり回って交通費を支払ったりとか、
・必要な備品を購入したり、
・打ち合わせのための会食をしたり、といった
設立に直接かかわる費用が発生しますよね。
これらは会社設立後にあっても、経費計上できるのです。
これを知らずにうっかりとレシートや領収書を、「取っておいても仕方ないだろう」
なんて捨ててしまったら、大損なわけです。
5.期末に思わぬ黒字となり、想定外の納税額を支払うこととなる。
どうせ一年めは赤字になるに決まっている! と予想して、
普段の収支伝票をろくろく管理・入力することなく、
決算期になっておおあわてで税理士さんのところに伝票を丸投げして、
「あとはよろしく」といったまま、決算書類が作成され、
その内容をろくろく精査するだけの時間と余力のないままに、申告書類を提出してしまった。
なんてことも、なきにしもあらず、です。
6.決算申告書類の提出時期に間に合わせられずに、期限経過後の申告となり追徴課税を受ける。
上の場合と似たケースにはなるのですが、
一年間気ぜわしく毎日ばたばたと働いて、その忙しさに紛れてしまって、気が付いたら決算時期が目前に迫っていた。
なんてことは、決して珍しくはありません。
創業当初から顧問契約をしている税理士事務所などがあれば、その事務所から「間もなく決算ですけど、どーなってますか?」
なんて催促が来ますが、
全部自分で経理処理をしている中で、うっかりと決算期を見逃していた、という事態は避けたいですね。
単に追徴課税のペナルティで済むことなく、場合によっては、取引金融機関から白い目で見られたり、
評価ポイントを下げられたり、ということも十分にありえます。
以上の3ケースとも、
他人事として聞いている場合には、「馬鹿なやつだなぁ・・・」で済ませがちなんですが、
いざ、自分が当事者となると、創業間もない時期の「あるアル」事例でもあります。
☆こういった失態を避けるためにはどうすれば良いか、は言わずもがなですね・・・